野田山墓地 利家の眠る
 金沢市内の南部にある野田山は歴代前田家藩主をはじめ一族のの墓があります。また、墓地公園となっていて、多くの墓もある場所です。前田家の墓地の入り口までは、自動車で行けますがそこから先は徒歩になります。斜面にあるので勾配があり、かなり広いのでかなり疲れます。先に上の方へ行って時計と反対周りに回るのがよいでしょう。

桃雲寺
野田山墓地の菩提所1600年2代藩主前田利長が父の遺言により野田山に廟所をを開き、桃雲寺を開いた。野田山一帯がこの寺の敷地であった。1616年に伽藍を焼失したが利家夫人芳春院により再建された。1873年に再び焼失し、再建されたが規模はかなり小さくなっている。
           初代藩主前田利家の墓所         利家夫人お松の方(芳春院)の墓所
      2代藩主前田利長の墓所         3代藩主前田利常の墓所
前田利家の兄 利久の墓所
前田利久は前田利家の兄で荒子城主前田利春の嫡男として生まれ、1560年父の跡を継いで荒子城主となるが1569年織田信長の命により家督を弟利家に譲った。利家は常に兄を重んじ、金沢入城の際も利家を迎え厚い待遇を受けていた。家臣からはご隠居様と呼ばれていた。1587年没すると利家は野田山を墓所と決めその最も高い位置に利久を埋葬した。この時初めて前田家の墓所が野田山に作られ、それ以降歴代藩主を初めとする前田家の墓所はここに集められた。利家を初めその他の墓所は利久の墓所の下にある。



                                   

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