野村家 金沢に残る数少ない武家屋敷
 金沢の代表的な観光地の長町武家屋敷の中にある野村家は金沢に残る数少ない武家屋敷です。ここを訪れて当時の中級武士の住まいを知りましょう。
 1583年前田利家が金沢に入城しましたが野村伝兵衛貞家も利家に従って金沢へ来ました。代々野村家は1200石で御馬廻組頭、各奉行職などを歴任しました。千坪の屋敷を持っていました。明治に入り、藩士の生活は一変し、武家屋敷も大きく変貌しました。野村家も曲水の庭園を一部残して館は取り壊され、広大な敷地も分割されて行きました。昭和初期に北前船の商人久保彦兵衛が豪邸の一部を移築して現在に至っています。江戸時代の野村家屋敷のごく一部ですが当時の武家の屋敷を知ることができます。

開 館 4月〜9月 8:30〜17:30、
10月〜3月 8:30〜16:30
休 館 12/26〜12/31
料 金 大人500円、高校生400円、
中学生以下250円、抹茶料300円

TEL 076-221-3553

大野庄用水に面して入り口があります。 屋敷の横を大野庄用水が流れています。
入り口を入ると甲冑が飾ってあります。 最初の部屋は奥の間、左手が庭園になります。
上段の間 総檜作りで紫檀、黒檀などが使われています。襖には狩野派の絵が描かれています。 控えの間 最も奥にある部屋です。
庭には多宝塔、灯籠などが配置され小堀遠州好みの「真の庭」の代表的な庭園です。


                               


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