金沢市足軽資料館
 長町武家屋敷の一角に金沢市足軽資料館があります。幸町付近にあった早道飛脚足軽の組屋敷地に残っていた2軒の足軽屋敷を現在の地に移築しました。移築まで住居として使われていた建物です。加賀藩では足軽といっても庭付きの一戸建ての住まいで、当時足軽の住居街が何か所も形成されていました。その1つが早道飛脚足軽の組屋敷地です。

清水家

                        1990年まで住居として使われていました。
客人を迎える所で座敷への通り道です。この玄関を使えたのは同じ身分までの人で小頭以上の人は玄関で用を済ませました。行商などは勝手口から出入りしていました。   渡し
座敷 接客用に作れています。当時は接客を第1と考えていました。
小間 茶の間 一家団欒の間、食事は箱善を並べて食べました。江戸初期は1日2膳でしたが江戸中期以降1日3膳になりました。

高西家
高西家 1994年まで住居として使われていました。高西家は足軽組頭の家で清水家よりは格式が高い家です。

高西家 玄関の間
座敷 納戸 生活に使われる日用品が置かれていました。また、寝室としても使われました。
鍵の間 納戸での収納や就寝に無理が出てくるとこの部屋が使われました。日中はここで内職をしたり、作法書などの書物を読んでいました。 茶の間
庭 観賞用というよりも野菜や果樹を栽培する場所でした。 台所  当時は釜戸でしたが排気口はなく窓を開けて煙を外へ出していました。

                                


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